痔の手術を行う医院の選び方

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「どこで手術を受ければいいの?」と迷われている方へ

「どこで手術を受ければいいの?」と迷われている方へ

病状が悪化すると日常生活に支障を来すようになることもありますが、基本的に痔(いぼ痔・切れ痔・あな痔)などの肛門科の病気は、「急いで手術を受ける医療機関を決めなければいけない」というものではありません。
命に関わる病気ではありませんので、ご自分に一番合う医療機関・医師を見つけるためにゆっくり時間がかけられるということです。

複数の治療方法を提案してくれるか?

痔の状態に応じて適応となる治療方法はありますが、それにとらわれてワンパターンの治療方法しか提案できないようではいけません。
お一人おひとりの状態をよく診て、「この治療方法はどうでしょう?」「こういう治療方法もありますよ」と、複数の治療方法を提案してくれて選ばせてくれる医療機関・医師が良いでしょう。

希望をよく聞いてくれるか?

患者様によって治療に対するご要望は様々です。
「根治術を受けてスッキリ治したい」という方もおられれば、「今ある痛みを何とかしたい」という方もおられるでしょう。
そうしたご希望をよく聞いてくれて、それに合わせた治療方法を提案してくれる医療機関・医師がおすすめです。

すぐに「手術しましょう」と言われたら?

受診してすぐにその場で「手術しましょう」と言われて不安に思われたなら、一度別の医院・医師に相談されてみてはいかがでしょうか?
一箇所の医療機関、一人の医師にしか相談してはいけないというようなルールはありません。
最初にもお伝えしましたが、時間はありますので、ゆっくりとご自分に合う医療機関・医師、そして納得できる治療方法を探されるようにしてください。

患者様には「自分にピッタリな医療機関」を判断できる力があります

「自分は医師ではないのでわからない」
「病気に関する知識がない」
ご自分に一番合う医療機関・医師を見つけるうえで、こうしたことを不安に思う方もおられるでしょう。
でも、大丈夫です。
医療や病気に関する知識がなかったとしても、患者様にはその医療機関・医師が自分に合うかどうかを正しく判断できる力が元々備わっているものです。
肛門科に限らず、どこかの病院を受診して「何となく違う…」「どうも居心地が良くない…」「話が頭に入ってこない…」とお感じになられたことはないでしょうか?
その感覚こそが大事で、決して軽んじるものではないと思っています。

まわりの評判や口コミも大切な判断要素ですが、患者様ご自身の聡明な判断力こそが一番大事です。
医師と話をするなかで、「この人なら大丈夫」「安心して任せられる」と感じた感覚を大切にして、医療機関・医師を選ばれることをおすすめします。