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7月になりました。有床診療所の存続をかけ。

2023.07.01

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。

今日から7月。雨で始まりました。渡邉医院の周辺は、今のところ激しい雨は降っていません。でも各地で線状降雨帯の影響で激しい雨で被害も出ているようです。皆さんはどうですか?被災された皆さんにはお見舞い申し上げます。

今日の渡邉医院、雨の影響もあってか、予約をキャンセルする方もいらっしゃいました。私も雨のことを考えて、金曜日から渡邉医院で寝泊まりしています。たまに診療所で過ごすのもいいなあと思います。これから先、あまりにも激しい雨は降らないで欲しいなあと思います。

1月に再開して約1か月で体調を崩し再入院。41日から再再開し3か月が過ぎました。今年の夏を乗り越えられば、体調も落ち着くだろうなあと思っています。

今は、体調もだいぶ良くなってきました。昨日は診療所の中でリハビリをしましたが、まだまだ少し歩いている際にふらつきはありますが、大分しっかりしてきました。内心「よしよし!この調子だ!」と思っています。

今日、兵庫県の先生で、渡邉医院と同じように、肛門科に特化してはおられませんが、有床診療所で肛門科をされている先生から電話が来ました。

内容は、なかなか有床診療所の運営は経済的に厳しい。渡邉先生はどうか?というものでした。

有床診療所は、全国的に減少を続けています。渡邉医院のように肛門疾患など専門科に特化した有床診療所もあれば、地域の医療を守るために貢献している有床診療所もあります。診察した後、自宅に帰すのは少し不安がある。1日入院してもらって経過を診ようといった風に、病院とは違い臨機応変にフットワークよく外来診療と入院診療ができるのが、有床診療所のいいところです。その大切な有床診療所がどんどん減ってきています。

入院患者さんがいらっしゃるので、医師や看護師の当直や宿直の問題や施設基準のハードルもあり、現在の有床診療所の入院基本料では、医療を守っている医療従事者への給与などが払えず、経営的に難しい状態です。

国に対しても、地域の医療にとても大切な有床診療所がなくならないように支援をして欲しいなあと思います。
 渡邉医院も本格的には4月からの再開。まだまだ3か月です。私の体調もあり、診療内容もぐっと縮小しています。

なかなか経営面だけをみると、やはり厳しい状況にはあります。とりあえず私の家族、職員の生活を守る程度は収入を得なければと思っています。

でも、渡邉医院は皆さんのおかげで、いまのところ何とかやっていっています。

去年の3月から12月までの10か月間、そして今年の3月の休診。それにもかかわらず、再開した際は、渡邉医院のことを忘れずに受診して下さっています。

このことに感謝して、これからも診療を続けていきたいと思います。

まだまだ、予約が取りにくくなっていることや、手術が早くできない、診てもらいたい時に診察してもらえない等、本当にご迷惑をおかけしますが、私の体調が戻るまで、どのくらいかかるかわかりませんが、もうしばらくよろしくお願いいたします。